VA・VE事例

高精度シャフトネジ有効長さ指示によるトラブル防止設計
<高精度パイプ・シャフト設計におけるトラブル防止のためのVA/VE 設計ポイント>

高精度シャフト部品のねじ部において、 上図のように8部に対して公差指示無しで一般公差を適用すると± 0.3, ± 0.1 等ピッチ以下の公差となってしまいます(ねじピッチは、JIS においてM6 で並目 1mm、細目 0.75mm)。そのため加工の難易度が極めて高くなり、加工できないケースや、品質保証のコストが極めて高くなるケースがあります。

高精度シャフトのねじ部品においては、上図のように逃げ溝まで寸法指示を出し、完全ねじ部の指示も長さ8 以上とするなどの対策が重要です。この対策により必要な要件を満たしながら、設計における工程を削減および検査の時間短縮が可能となり、納期短縮、コスト削減とともに加工不可能等のトラブルを防止することができます。

POINT

高精度段付シャフト部品のねじ部の設計においては、指示を明確に、設計変更することで納期短縮とコストダウン、トラブル防止を実現することが可能となります。Before では完全ねじ部のみ8部公差指示無しで表記されています。 8部公差指示無しの場合、JIS においてM6 でねじピッチ以下の公差が求められるため、加工時の検査工数が増えます。また逃げ溝部分の寸法にもばらつきが生じ、品質にばらつきが生じます。After のように、逃げ溝まで寸法を指定することで、必要な要件を満たしながら、加工にゆとりを持たせることができるため、工数削減による納期短縮、コスト削減につながります。

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